生理中のよもぎ蒸しはダメなの?温めるなら生理前?生理後?
よもぎ蒸しをすれば、体の調子も良くなるし、美容など様々な効果が得られると話題です。
それだけに、たくさんよもぎ蒸しをしたいと思う女性が多いです。
そんな中でよくあるのが「生理中のよもぎ蒸しはNG?」という質問です。
果たして、答えは一体どちらなのか?
ここで、生理中のよもぎ蒸しと、生理前後のよもぎ蒸しの効果をお話しします。
生理中のよもぎ蒸しはNG!
「生理中によもぎ蒸しをしてもいいの?」という質問が、よもぎ蒸しのお店やネットでもよく寄せられているようです。
残念ながら、よもぎ蒸しは生理中にしない方がいいと言われています。
そこには、ちゃんとした理由もあります。
単純に、月経血で汚れるからという理由だけではありません。
生理中によもぎ蒸しをすると貧血になる
生理中によもぎ蒸しをしてはいけない理由は「貧血になるから」です。
ただでさえ、生理中は月経血により貧血を起こしやすいのに、よもぎ蒸しでさらに出血量が多くなると、貧血を起こさない人でも起こしてしまう恐れがあります。
よもぎ蒸しで月経血が増えるのは、温めることで血流が促進されるからです。
貧血で、よもぎ蒸しをしている最中にフラフラしたり、のぼせて気分が悪くなることもあります。
生理が始まってから3日目くらいまではよもぎ蒸しはせずに、安静にして過ごした方が体にも精神にも良いです。
生理中に貧血を起こしやすいのはなぜ?
生理中は、貧血を起こしやすいので、日頃から鉄分を取るようにとよく言われていますよね。
生理中に、よもぎ蒸しをしなくても、貧血で頭がクラクラしたという経験をお持ちの女性も多いことでしょう。
生理中は、子宮に優先的に血液が送られます。
すると、脳に血液があまり送られにくくなるため、酸欠状態を起こして、頭がクラクラするのです。
クラクラまでいかなくても、生理中に頭痛が起こるという女性も多いことでしょう。
それも、脳が酸欠になっているから起こっている可能性があります。
生理痛がある人は生理前のよもぎ蒸しがおすすめ!
生理中のよもぎ蒸しはNGですが、生理前後のよもぎ蒸しは、かなりおすすめです。
生理前は特に、プロゲステロンの働きで体に水分を溜め込みやすくなり、むくみや冷えが起こりやすくなります。
これは、血流が悪くなっている証拠なのです。
このままの状態で生理になると、骨盤周りの血流の悪さが原因で、生理中はかなりの生理痛に悩まされるかもしれません。
もうすでに生理痛で苦しんでいる人は、普段から運動不足であったり、生理前に体を冷やすような生活を送っていませんか?
そのせいで血流が悪くなると、生理痛が起こりやすくなります。
生理前は、よもぎ蒸しで子宮を温めることで、骨盤周りの血流も良くなり、生理痛が緩和されるのでおすすめです。
ただし、頻繁なよもぎ蒸しはおすすめできません。
週に二回〜三回程度にしておきましょう。
ダイエットしたい人は生理後のよもぎ蒸しがおすすめ
ダイエットしたい人は、生理後の1週間くらいによもぎ蒸しをするのがおすすめです。
生理後には、女性を美しくするためのホルモンと言われているエストロゲンが優位に分泌されます。
エストロゲンは、女性らしいボディラインを作るのに欠かせない卵胞ホルモンで、食欲を抑えたり、代謝をあげたり、血中のコレステロールを下げる働きがあるのです。
つまり、これらは痩せ体質になるための働きばかりなので、エストロゲンが優位になっているときは、すごく痩せやすいのですね。
逆に、生理の1週間から2週間前のプロゲステロンが多く分泌される期間は、体が妊娠モードになっているので、痩せにくいです。
生理痛の緩和のためのよもぎ蒸しは、おすすめですが、ダイエット効果はあまり期待できません。
生理前は、赤ちゃんを育てるための体になるので、脂肪や水分を溜め込みやすく、血流が悪くなります。
さらに、食欲が増して精神状態も悪くなりやすいので、ストレスに注意しなければいけない期間なのです。
ダイエットのために我慢をすると、余計にストレスをためやすくなるので、逆効果です。
ダイエットしたいなら生理が終わってから1週間の間に、一回〜二回程度のよもぎ蒸しをする習慣をつけると、痩せやすくなります。
いかがでしたか?
生理中のよもぎ蒸しは貧血や体調不良の原因になるのでやめておきましょう。
生理前後のよもぎ蒸しはおすすめなので、週に一回〜二回程度を目安に続けることをおすすめします。