ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの種類ごとの違いと効果
2018/07/05
よもぎ蒸しと良く似ていて混乱されるのがハーブ蒸しです。
この2つは、名前が違うだけではなく発祥地や方法、効果も違います。
ここで、ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの違いをご紹介します。
ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの違いは?
ハーブ蒸しとよもぎ蒸しは、ハーブを煎じたスチームで子宮や体を温める点は同じですが、発祥地と材料が違います。
ハーブ蒸しは、ローズマリーやラベンダーなどのハーブをブレンドしたものを煎じたスチームで温めるタイの伝統療法です。
よもぎ蒸しは、よもぎを煎じたスチームで温める韓国の民間伝統療法です。
ちなみに、ハーブ蒸しとハーブテントがあり、微妙に方法が違います。
ハーブ蒸し
ハーブ蒸しは、よもぎ蒸しのようにマントをして下半身だけを温める方法で行なわれます。
ハーブテント
テントを張って、その中にハーブスチームを充満させてサウナのようにする方法で行なわれます。
ハーブ蒸しの効果は?
ハーブ蒸しでは、何種類かのハーブをブレンドしたものを煮出して出すスチームで、全身や子宮などを温めます。
スチームには、ハーブの成分がたっぷり含まれているので、皮膚や毛細血管などから体内に入り込み、それぞれの効果を発揮していきます。
ハーブのブレンドによって効果は多少変わりますが、ハーブ蒸しで得られる効果には、次のようなものがあります。
デトックス効果
ハーブ蒸しは、ハーブの成分や温め効果により、かなりの汗をかきます。
それによって、汗によって体内の老廃物や毒素が排出されます。
すると、血液やリンパの流れがスムーズになり、新陳代謝がアップします。
美肌効果
ハーブの成分の作用とスチームによる保湿作用、発汗による毛穴の汚れの排出により、肌も美しくなります。
血流が良くなるので、新陳代謝の向上によっても肌質が良くなります。
特に、ハーブテントの美肌効果が高いです。
リラクゼーション効果
ブレンドするハーブによっても違いますが、ハーブの香りや成分の作用によるリラクゼーション効果が高いです。
冷え性改善効果
スチームによる温め作用とハーブの成分や香りによる血流促進作用で、冷え性を少しずつ改善したり、予防できます。
このように、ハーブ蒸しとよもぎ蒸しの効果は似ているところもありますが、ハーブのブレンド内容によって変わることも多いです。
ハーブの種類別効果をご紹介!
ハーブ蒸しの魅力は、その時の体調や目的に合わせて、好きなハーブを選んでブレンドできることです。
それによって様々な効果が得られますし、調整もできます。
例えば、よく使われるハーブやその効果は次のような感じです。
ラベンダー
ハーブの代表とも言えるラベンダーには、自律神経のバランス調整、睡眠障害の緩和、リラックス効果、生理痛緩和効果があります。
レモングラス
レモングラスには、血行促進で新陳代謝を上げることで免疫力をアップさせる効果が期待できます。
ローズマリー
ローズマリーには、疲労回復や筋肉痛、肩こりの緩和効果、集中力を増加させる効果があります。
カモミール
カモミールには、抗炎症、抗アレルギー効果、消化器官の調整やストレスを和らげる効果があります。
ペパーミント
ペパーミントには、神経を落ち着かせたり、鼻や喉の違和感、痛みを緩和する効果があります。
ローズ
ローズには、女性ホルモンを刺激して分泌を促したり、ストレスを緩和させる効果があります。
ジャスミン
ジャスミンには、心を落ち着かせてストレスや緊張を和らげる効果があります。
例えば、このようなハーブが使われますが、その他のハーブを使用することももちろんあります。
よもぎ蒸しの効果との違いは?
ハーブはブレンドによって効果が変わりますが、よもぎ蒸しはよもぎの効果だけに絞られます。
婦人科系疾患や不妊など、特定の悩みにダイレクトに効くのは、よもぎ蒸しですが、その他の効果も得たいのならハーブ蒸しがおすすめでしょう。
最近は、よもぎ蒸しとハーブテントを癒合したサロンも多いです。
よもぎとハーブをブレンドして煎じて起こしたスチームで下半身から温めたり、さらには、テントを張ってサウナ状態にし、全身にスチームを浴びるという方法もあります。
ハーブ蒸しとよもぎ蒸しで、効果に違いはあっても、それぞれに効果が得られるのには違いありません。
特に、よもぎ蒸しは婦人科系の疾患の緩和に効果的なので、生理痛や生理不順が悩みの女性は、よもぎ蒸しの方がおすすめです。
その時の自分の体調に合わせて、ハーブ蒸しか?よもぎ蒸しか?を選ぶと、より高い効果が得られるかもしれませんね。